杏酒

2012-06-18   China Life, DIY

ででん!

今年は梅酒はできないかと思っていましたが、意外なところからチャレンジすることができました。
タイトルの通り、これは梅ではなく杏ですが……

というのも、果物屋さんに杏が並んでいたので食べてみたのですが、何となく手触りとか酸味とかが梅を想像させたので、「これはもしかして」と調べてみたら、 「中国北部で形成された東洋系の品種群には、ウメとの交雑の痕跡がある。……アーモンドやウメ、スモモの近縁種であり、容易に交雑する。」とあるじゃないですか。さらに、杏で果実酒を作っている人もいれば、日本の東北地方では杏を梅干しのように漬けて食べるって言うじゃないですか。

これはやってみる価値はあるかも、しかも梅干しならぬ杏干しにもチャレンジできます。
こっちでは梅干しはその辺に売ってませんので、もしうまくできて、梅干しのように食べられればもうけもんです。

さて、杏を手に入れないといけないのですが、杏酒、杏干しには、青い実が良いらしいのですね(熟したので杏酒を作っている方もたくさんいますが)。確かに、Wikipediaにも梅との違いが記載されているとおり、杏は熟してしまうとスモモのように甘くなるので、梅の代用として使うのであればかなり青いのを入手する必要があります。

しかし、店に出ているのは当たり前ですが熟したものばかり。
嫁さんに、青いのは手に入らないのか聞いてみたら、「農村の家の木から取ってこれるよ」 とのこと。
えー、農村の買い上げ手続き終わったんじゃないの?と思ったのですが、久しぶりに連れて行ってもらったら……

春節時にはこうだったのが……

こうなってました。
1枚目と2枚目はほぼ同じ位置から撮影しています。
保税区の拡張により買い上げられた後なんですが、中国はやり始めたら仕事が速いですなぁ。

ちなみに、2枚目の位置からちょっと左を向くと、丘に木がたくさんあったところが道になってました(笑)
もう面影が全くありません。
何週間かすると、もうここに上がってくることもできないでしょうし、家がどこにあったのかすら分からなくなるでしょう。
嫁も、かつての村の面影を見つけては、小さいときにはここであれしたこれしたと、ちょっと寂しそうでした。

脱線しました。
で、がれきの中をズカズカ上っていくと、杏の木が何本かあるんですね。
特に売り物として栽培していたわけではなく、村のあちこちに普通に植えてあったらしいです。まだまだこの辺の木は実が熟していないので、青いのが取り放題です。タダです。しかも無農薬です。なんて贅沢な。

なんか私もこう言うのに慣れていないせいか、取り始めると根こそぎ取らないといかんような気になって、どうせ開発されてなくなっちゃうんだしもったいないという気にもなり、ここで取れる最後の収穫物だという感傷なんかもあり、ひたすらもぎまくっておりました。

とりあえず持って帰って実をより分けて、まずは酒に漬けてみたわけです。
かなり青いので3,4時間ほどあく抜きをしてみたんですが、なんかもっと水につけておいた方が良かったような気がします。
あと新鮮すぎるのか、青すぎるのか、杏と梅の違いなのか良く分かりませんが、へたがなかなかしつこくてきれいに取れないんですよね。あんまりほじると実を傷つけそうなので、枝みたいな部分は取りましたが、あとはほどほどです。

さて、あとは酒なんですが、「果実酒用のホワイトリカー」みたいな当たり前のものなんかその辺の店にあるはずもなく、焼酎なんかも手頃な値段で出てるはずもないので、「中国と言えば白酒!!」ですよねー。
酒が苦手な人は多分絶対にいやがるタイプの酒ではあるのですが、私は大好きなんです。
ただ、白酒はかなり香りの強い部類の酒ですので、杏風味にちゃんとなるかなぁとあたりが心配だったので、スーパーで樽から売っていて味見をさせてくれる酒の中から、できるだけ素直な香りのものを選んで買ってきました。

アルコール度数は50度です。
度数が高いとエキスの抽出が捗るらしいです。
スーパーの酒コーナーの人に果実酒で使うんだという話をしていて50度の物にすると言ったら、「それだったら60度とか70度とかのにしとかないと、出来上がりの度数が50度にならないよ」と言われました(笑)
なるほどそういう風に考えるのね、って感じでした。

ちなみに、日本だと焼酎とかを水割りやお湯割りをするのが普通ですが、それをやってるのを中国のトラディショナルな人が見ると、「わざわざ水混ぜて偽物にして飲んでどうするの?」と言われます。

脱線しました。
さて、あとは氷砂糖ですが、これは普通にスーパーで売ってますので、800g分投入しました。
ネット上で見ると梅と氷砂糖の配分は「梅1kg:砂糖1kg」から「梅1kg:砂糖200g」と、だいぶ砂糖の割合に幅があるようですので、甘すぎるのは困るけど、酒が結構辛口なのと、杏がだいぶ青いのでエキスをがっつり抽出させるという想定の下の結果です。

とりあえず3ヶ月を目安に観察しようと思います。
現時点での予想としては、いまいち風味の少ない感じのものができるんじゃないかと思われます。
あと、なんとなく濁っちゃうんじゃないかといういやな予感もしていますがどうなることやら……

あ、今書いてて気がついたんですが、梅酒の代替品としてしか考えてなかったんですが、これって「杏露酒」というやつなのでは……?

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