Fx FoundryのPhoto/Effectsの第3弾です。 今回は、7~9を試してみます。
- Bercovich Lomo
- Black & White Photo
- Cross Light
- Cross processing effect
- Diffusion filter
- Eg Black and White
- Eg Duotone Simulation
- Eg Infrared Simulation
- Film Grain
- LOMO effect
- Make wonderful
- Midnight Sepia
- Old Photo
- Roy Lichtenstein
- Sepia Toning
- Simple Duotone
- Soft Focus
- Tone Mapping
- Vintage Film effect 題材は第1弾から引き続きこれです。
7.Eg Duotone Simulation
デュオトーン/ダブルトーンというのは、印刷物はCYMKの4色で構成されているのを、2色分のチャンネルだけ使って構成することを言うようです。 なんかいまいち仕組みや狙いがわかりませんが、ここではとりあえずどんな効果になるのかだけ確認することで我慢します。
- Select Tone(下記参照)
- Layer Opacity(1.0 - 100.0)
- Select Color
- Convert to B/W
- Flatten Image Select Toneの内容は下記の通りです。
なんかもうよくわかりませんねぇ(笑) Color from selectionを選んで、Select Colorの色を指定すると、その色でレイヤーマスクが追加されます。 なので、他の選択肢はプリセットされた色を示していて、その色っぽいフィルタがかかるようなことなんでしょうか。 Layer Opacityはその名の通り、レイヤーの不透過度で、大きくすると上記で選んだ色合いがきつくなり、小さくするとほとんど感じられないぐらいになります。 Select Colorは上述の通り、Color from selectionの時しか有効じゃないと思われます。 Convert to B/Wは、名前から察すると、白黒写真に変換すると言うことだと思われ、試してみると、いったん元画像が白黒に変換された上で、選んだ色合いのマスクのレイヤーが乗っかってきます。 Flatten Imageは、もう騙されないぞ!
さて、デフォルトのままやってみるとこういう感じになります。
Tone=Sepia(Grey)、Layer Opacity=40.00でやるとこんな感じです。
なんか、カラーなんだかモノクロなんだかわからない不思議な感じになりますね。
8.Eg Infrared Simulation
infraredは赤外線なので、赤外線写真っぽくなるってことでしょうかね。
- IR Layer Opacity(1.00 - 100.00)
- Contrast/Glow Layer Opacity(1.00 - 100.00)
- Film grain simulation(requires RGB scater plug-in)
- Blur Image
- Flatten Image 一回やってみると、複数のレイヤーから構成されていて、
こんな感じになってます。 白黒の写真に対して、緑のチャンネルの輝度、青い部分(空?)のコントラスト 、緑のチャンネルを重ねて表現してるので、上の2つのオプションは、それぞれのレイヤーの不透明度を調整するものでしょう。IR Layer Opacityは一番上のレイヤーの不透明度、Contrast/Glow Layer Opacityは二番目と三番目のレイヤーの不透明度になっています。 Film grain simulationは別のエフェクトでも書いたとおり、フィルムのざらざら感を表現するもの。 Blur Imageは、ぼかしをかけてちょっとぼんやりした感じにします。 Flatten Imageは(以下略)。
[](http://dotlog.info/wp-content/uploads/Eg-Infrared-Simulation_default.jpg)デフォルトの設定だと、いまいち赤外線写真っぽくならないですね。題材が悪いんでしょうかね。 赤外線写真ってもっとなんか、霧がかかったような見え方をしていた気がします。
なお、本物の赤外線写真がどんな感じなのか確かめようと思ってGoogleで画像検索を行い、検索結果がなぜか違った趣向の写真ばかり引っかかってしまい、しばし脱線してしまったことだけは正直に報告いたします。 赤外線写真 - Google 検索
9.Film Grain
これまでにパラメータの一つとして何回か出てきた、フィルムのざらざら感を出すやつの専用版だと思われます。
- Grain size(10.0 - 500.0)
- ぼかす量(1.0 - 5.0)
- Add a layer mask
- Midpoint adjustment(0.0 - 255.0) Grain sizeとぼかす量をそれぞれ目一杯大きくすると差がわかりますが、ちょっと微妙な感じです。たしかに何となくざらざら感があるんですが、白黒写真とかの方がよいかもしれません。 Add a layer maskはなんだかよくわかりません。Grainのレイヤーにマスクが追加されます。 Midpoint adjustmentも、名前からすると中心点の調整なんですが、何が調整されてるんだかわかりません。
[](http://dotlog.info/wp-content/uploads/Film-Grain_default.jpg)デフォルトでやると、特に違いがわかりません。 ちなみに目一杯パラメータを大きい方に振ってもやっぱりいまいちです。なんかもっと極端にできてもよいんじゃないかなぁ。
さて、やっと折り返しです。 今までこういったモノを一通り追いかけたりしたことなかったのですが、順を追って調べたり試したりしていると、何となく体系立って頭に入ってくる感じがしますね。仕組みもちょっとだけ理解した気がします。 ただ、1つのエフェクトをとっても、パラメータの取り方で結構雰囲気が変わるモノもありますので、一通り追いかけたらいろんなパターンを並べてみてみようと思います。