自炊した本を読むために、i文庫HDをインストールしましたが、このアプリ、青空文庫と連携しています。ボタン一発で青空文庫に登録されている書籍の一覧にアクセスでき、ダウンロードして読むことができます。 青空文庫というのは、著作権がきれたものや、権利者が同意した書籍などを有志が電子テキスト化したもので、対価などを必要とせずに読めるものです。 収録されている書籍が先日一万点を超えたようですね。
書籍は、普通のテキストファイルかXHTML形式ですので、普通にPCでも読めるのですが、やっぱりなんらかビューアで読んだほうが読みやすいです。i文庫HDだと、文庫本のように縦書きで表示され、ページ送りもできますので、自炊した自前の本と同じように扱えます。
流石に、著作権切れのものがほとんどですので、かなり昔の作品ばかりになります。 色々当たってみればわかると思いますが、旧仮名遣いのもの、使っている漢字や言い回しなどが古いものが多いです。 ただ色々漁っていると面白いものが結構出てきますね。
自分で本を購入するとなっては、金銭的、空間的リソースの都合上やはりその時々で興味のあるものが優先されるのは止むを得ず、なかなか古い作品、しかもなにが書いてあるのかよくわからない、ちゃんと読めるかどうかもわからない作品を買うのはなかなか勇気のいることですね。 しかし、無料ですし、指先一つでダウン、物理的な場所は余計に取らず、電子的な場所も(テキストですから)ほとんどとらず、あらゆる意味でエコですよ。 電子化作業をしてくれている工作員の方々には頭が下がります。
最近ひたすら読んでいるのは、北大路魯山人。 ひたすら食い物の話ばかりなのですが、なんかのエッセイ風のものなので、一冊?も数ページで終わりますし、結構はまります。 でも、なんでなんでしょうね?読んでいると、海原雄山先生の顔が思い浮かぶのは。